- 目次
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- 捨てたいけど捨てられない…その原因と解決法は?
- 片付けたいなら捨てるべき?片付けで得られる3つの余裕
- どんどん捨てる片付けで押さえておきたい5つのコツ
- どんどん捨てるときに注意すること
- どんどん捨てることが苦しくなったら?
- どんどん捨てるコツをつかんで片付いた空間を手に入れる
日常
片付けたいならどんどん捨てる!5つのコツと注意点を解説
2023.07.20
「片付けのコツは、ものをどんどん捨てること」と分かってはいるものの、実行に移せない人も多いのではないでしょうか。この記事では片付けるためにどんどん捨てるときのコツや、手が止まってしまったときの対処法を紹介します。どんどん捨てる片付けのコツをつかんで、スッキリと片付いた部屋を手に入れてくださいね。
捨てたいけど捨てられない…その原因と解決法は?
「部屋を片付けるには、ものをどんどん捨てるのが近道」と理解していても、片付けようとするとどんどん捨てる手が止まってしまうことはないでしょうか。捨てたいけど捨てられない、その原因を探って解決法を知っておくことも、片付けでは大切なことです。
もったいない
片付けに着手してものをどんどん捨てようとしたとき、ブレーキがかかる原因のひとつが「もったいない」という気持ち。まだ使えるものをゴミに出す罪悪感や、今は使わないものでも「高いお金を払って買ったのに」という気持ちが、どんどん捨てることを躊躇させるのです。
もったいないという気持ちが強くて片付けが進まないときは、手放し方法に納得していないことが考えられます。ゴミとして処分することに抵抗があるなら、必要な人に譲ったり寄付をしたりといった手放し方法を検討してみてはいかがでしょうか。
購入時に支払った金額が頭をよぎって片付けが進まないなら、買取専門店に見積りを依頼するのもよいかもしれません。もちろん購入時の金額と同等の査定額になる可能性は低いですが、ゴミに出すと0円だったことを考えると買取という方法は納得できる選択ではないでしょうか。
後悔するかも?
片付けでものをどんどん捨てるとき、手にしたものを見て「本当に捨ててもいい?後悔しない?」と、一瞬ドキッとすることがありませんか?一度考え始めると手が止まってしまい、片付けが進まなくなることも。
後悔しないかどうか考えてしまう原因は、ものを手放す基準が明確になっていないことです。不安な気持ちが強く捨てる決断ができない場合は、一旦片付けの手を止めて基準を見直してみましょう。また、「捨てると後悔しそうなものは、今は捨てなくてもOK」というルールを作るのも気持ちが楽になるのでおすすめです。
判断ができない
「部屋のものを全部捨てたい!」というくらいの気持ちで片付けを始めても、いざ捨てるとなると「要・不要」の判断ができなくなることがあります。
判断ができない原因は、先ほど触れた「後悔するかも」と迷うときと同じく、判断の基準が明確になっていないことが考えられます。ものを手放す基準を明確にするには、片付けに着手する前に理想の部屋を具体的にイメージすることが大切。
理想の部屋がイメージできたら「理想の部屋に必要なものは何か?」を考えてみましょう。今の部屋にあるものの中から、理想の部屋に必要なものだけを残すという基準で片付けを進めます。必要なもの以外は、理想の部屋には不要なもの。「どうしても判断に迷うもの以外は手放す」と決めておくと、不要なものをどんどん捨てるスピードも速くなります。
片付けたいなら捨てるべき?片付けで得られる3つの余裕
散らかっている部屋での暮らしは、気分が憂鬱になったり不衛生な環境が原因で健康を害したりと多くのデメリットがあります。反対に「いらないものをどんどん捨てると運気が上がる」とも言われており、部屋の片付けはさまざまなよい効果があるようです。ここからは、片付けで得られる3つの余裕についてみていきましょう。
精神的余裕
一説によると「人間が得る情報の約80%は視覚から」とも言われ、散らかっている部屋にいると目に入るものが多すぎてストレスを感じやすくなります。また、常に頭の隅に「片付けなくては」という気がかりを抱えていることも、精神面において悪影響です。 不要なものを捨ててお気に入りだけに囲まれた部屋は、リラックスできる心地よい空間になるでしょう。視覚に入る情報が多過ぎる環境や、片付けなくてはならないという強迫観念から生まれるストレスから解放され、精神的な余裕が生まれます。
時間的余裕
片付けができていないことが原因で「常に探しものをしている」という人も多いかもしれません。その原因として、散らかっている部屋では「ものの定位置が決まっていない」「ものが多過ぎて探すのに時間がかかる」といったことが挙げられます。
不要なものをどんどん捨てることで、ものの量自体が減り、探しやすくなります。また、ものが減って適正量になったことで、収納場所に収めることもできるでしょう。ものを出しっぱなしにせず定位置に戻すことで、これまで探しものに費やしていた時間が格段に減り、時間にゆとりが生まれます。
金銭的余裕
片付けができていない場合、探しものが見つからなくてやむを得ず購入したり、ものの管理ができていなくて二重に買ってしまったりといった金銭的な無駄が生じます。例えば、ストックしている食品の在庫を把握できていなくて、まだ家にあるのに購入してしまったというケースです。
片付けてものの管理ができるようになると、二重買いのような無駄遣いがなくなります。また、ものをどんどん捨てることで自分にとって必要なものや価値観が明確になり、買い物のときに本当に必要かどうかよく考えて購入するようになるのです。片付けでどんどん捨てることは、一見ものを無駄にしているように感じます。しかし長い目で見ると、節約につながり、金銭的な余裕が生まれているのです。
どんどん捨てる片付けで押さえておきたい5つのコツ
片付けようと一念発起して「思いっきり捨てるぞ!」と思っても、上手く進まないこともあります。どんどん捨てるにはコツがあるので、5つのポイントを押さえておきましょう。
理想をイメージして捨てる基準を明確化
捨てられない原因でも触れましたが、片付けは基準が明確になっていないとはかどりません。まずは、理想の部屋をイメージすることから。その理想の部屋には何があるのか、具体的にイメージしてみます。反対に今の部屋にあるもので、理想の部屋にないものも考えてみましょう。
今の部屋にあって理想の部屋にないものは、今後必要ないものです。この際、手放してもよいのではないでしょうか。また、クローゼットの片付けなどは、捨てる基準を「着ていて気分が上がらない洋服」「2シーズン着ていない」といったように具体的にしておくのもおすすめです。
小さな範囲から少しずつ
片付けに着手するときは、やる気がみなぎっていることが多いもの。しかし、ものをどんどん捨てることは、ひとつひとつ判断が必要です。思った以上に疲れるため、最初から一気に片付けようとせず、小さな範囲から少しずつ進めるのがおすすめ。押し入れのような広い範囲ではなく、薬箱や小さな引き出しひとつといった負担にならないところから始めましょう。
感情的にならないものからスタート
片付けようと思ってどんどん捨てているとき、手が止まってしまうのが写真や思い出がつまったものです。ものの要・不要を判断する際、感情が入り混じってくると冷静な判断ができなくなります。最初は、感情的にならない洗面台の引き出しや冷蔵庫などからスタートしてみてはいかがでしょうか。また、部屋を見渡してみて、明らかにゴミだと分かるものからどんどん捨てるのもおすすめの方法です。
タイマーを活用!短時間で集中的に
片付けは、想像以上に疲れる作業です。長時間片付けを続けていると、脳が疲弊して判断能力が鈍ってくることも。効率よくどんどん捨てるには、短時間で集中することが大切です。タイマーを活用して「15分間手を止めずに片付ける」などと決めると、スピードアップにもつながります。タイマーを上手く活用して、効率よく片付けを進めましょう。
即断即決!3秒ルール
片付けでどんどん捨てるには、即断即決も大切なことのひとつです。一度手に取ったものは3秒以内に要・不要の判断をするという「3秒ルール」がおすすめ。判断できずに迷い始めると、時間ばかり経って片付けがはかどりません。3秒以内に判断できないものは、ひとまず「保留BOX」に入れておいて、後日改めて確認するのがおすすめです。片付け中はなるべく手を止めずに、どんどん捨てるものを判断していくことに集中しましょう。
どんどん捨てるときに注意すること
片付けでどんどん捨てるとき、注意しておかなければならないこともあります。中には、取り返しのつかないことになる場合も。片付けを始める前に確認しておきましょう。
再発行できない重要書類
重要な書類については、普段使わなくても大切に保管しておきましょう。中には再発行が難しい書類もあります。特に以下の書類は、処分しないよう注意が必要です。
・土地の権利書
・保険証券
・印鑑登録証(印鑑登録カード)
・マイナンバー通知カード
・資格の認定証
・各種契約書
大切な書類は紛失しないように、収納場所を決めて保管しましょう。
本人以外のものに手を出さない
自分自身のものはどんどん捨てても構いませんが、家族のものや共有しているものは持ち主の許可なく捨ててはいけません。ものを捨てるかどうかの判断は、持ち主本人が決めることです。
一見捨てても大丈夫だと思うようなものでも、その人にとっては大切なものかもしれないので手を出さないようにしましょう。勝手に捨ててしまって信頼関係が崩れると、取り返しのつかないことになりかねません。ものを捨てることで空くスペースはそれほど大きくありませんが、信頼関係が崩れてできる溝はとても深く埋めることは難しいのです。どんどん捨てるものは、自分のものだけにしましょう。
捨て過ぎにならないように
どんどん捨てることに慣れてくると、捨てるという行為が加速してきます。また、目的が片付けではなく捨てることにすり替わってしまうことも。そのような状態では、正常な判断ができない場合があります。どんどん捨てるうちに判断基準がブレてしまい、捨て過ぎにつながることもあるので注意が必要です。大切なものまで捨ててしまっては、後悔することになるかもしれません。捨てることは、あくまでも片付けの手段です。目的は何なのか、冷静になって考えてみましょう。
どんどん捨てることが苦しくなったら?
どんどん捨てる途中で、どうしても苦しくなって手が止まることがあるかもしれません。そのようなときどうすればよいのか、対処法を3つ挙げていますので参考にしてください。
一時中断する
片付けの作業中、どんどん捨てるのが辛くなったら一時中断しましょう。捨てるのが辛いと感じながらでは、ものの要・不要を冷静に判断することはできません。判断できない状況でものを捨ててしまうと後で「捨てなければよかった」と後悔するかもしれないので、一旦手を止めて休憩することも大切です。
寄付を検討する
捨てるということ自体に辛さを感じているなら、他の手放し方法を検討しましょう。リサイクルショップなどでの買取が難しい日用品は、寄付できる場合があります。送料や経費を負担しなければならない寄付先もありますが、ゴミに出す罪悪感から解放され「必要な人が役立ててくれている」と思うと、納得して手放せることもあるのではないでしょうか。
買取専門店に相談
やみくもにものをどんどん捨てる前に、買取専門店に相談するのもおすすめです。特にハイブランドのバッグなど、捨てるとなると「高いお金を払って買ったのに…」と思って躊躇することもあるでしょう。買取専門店では、状態が悪くても買取可能なケースがあります。ただし、状態がよくても一度人の手に渡って使用されたものは、新品と同じ値が付くのはごく稀なケース。一度査定に出してみて、納得できる金額かどうか考えてみるとよいでしょう。
どんどん捨てるコツをつかんで片付いた空間を手に入れる
片付けを効率よく進めたいとき、ものをどんどん捨てるのは有効な方法です。片付いた部屋での暮らしは、精神的・時間的・金銭的余裕が生まれます。捨てたいけど捨てられない人は、まずは何が原因なのか明確にすることから始めてみるとよいかもしれません。どんどん捨てるコツをつかんで、スッキリと片付いた空間を手に入れましょう。